カーナビで見つけた小さな池の畔に車を停め、雑草を掻き分けて水中を覗くと、沖合いの水底まで見えるような透明度の高さに驚いた。鏡のような水面の奥にエメラルド色の水草が光っていた。釣りをする気にもなれず、ただ、美しい水辺を散歩した。初めて訪れた場所なのに何故か懐かしさを感じ、時空を超えたような錯覚すら覚えた。ここは地元の宝だと思った。大切にしたいと思った。そんな高須賀池が公園化したとの話を知り現地へ向かった。

駐車場、トイレ、飲料水の自動販売機、休憩所、遊具などが整備され、自然環境や訪れる人の安全にも配慮されたような美しい公園に変わっていた。これで家族連れでの釣りも安心して楽しめるだろう。
ただし、公園としては美しくても環境破壊そのものである。地元にどのような事情があったのかは知らないが、全く余計なことをしてくれたと思う。水は白く濁り、エメラルドグリーンの水草などは殆んど見当たらずに泥底が目立つ。後に何度か確認したが、水質が回復する様子は全くない。
釣り糸を垂れるのもためらうほど美しい池を他には知らなかった。現在の高須賀池は、公園としては美しいが、探せば他にいくらでもあるような公園池に成り下がってしまった。
文句を言っても仕方ないし、これで思う存分プラスチックワームを投げ込めると思えば都合が良いし、足場も良い。しかし、釣れない。気が触れたようなブルーギルの貪欲さにウンザリしながらブラックバスを探すが居ない・・・あっ、居ても見えないか・・・ケッと唾でも吐きたい気分だが、そんなことはしない。はてさて、この苛立ちは何なんだろうね。
しばらくして、近ごろ好調のワッキーリグで20cmのバスを釣り上げた。そして、気分転換と新しい釣り場を開拓する為に北へ向かうことにした。
渡良瀬貯水池(谷中湖)
ここでブラックバスが釣れるのかどうかは知らない。ただ、案内板によるとブラックバスや雷魚などが居るとのことで釣り禁でもなさそうだ。ただし、風が強くて釣りにならないので散歩することにした。
とにかく広すぎて回りきれないが、おそらく全面護岸だろう。よく整備されていて人工的な印象が強い広大な水面。平日とはいえ極端に人影が少なく、別な意味で異次元の世界に迷い込んだような違和感すらある。釣りをするなら周辺の水路の方が良さそうだ。
本日の釣果
yotazo ブラックバス 1本 20cm
otama 0本
高須賀池の魔力
